ワット→アンペア計算
AC/DC回路でワットをアンペアに変換。力率は任意入力。
ワット→アンペア計算
ワットをアンペアに変換すると、ある電圧で負荷がどれだけの電流を取るかがわかります。ワットは電力、アンペアは電流を表します。両者を結ぶのは電圧—AC回路では力率も関係します。
本計算機はDCバッテリー回路(12・24・48 V)とAC幹線(120 V・230 V)に対応します。ワットと電圧を入力し、純DCや抵抗性AC負荷では力率を1に、モーターや誘導性機器では低く設定してください。
結果はヒューズ、ブレーカー、線径、インバーター入力定格の選定に使えます。逆変換はアンペア→ワット計算と併用し、電流がわかったら線径や電圧降下のツールも活用してください。
この計算機の仕組み
- ワットで電力を入力—負荷が消費する実効電力、またはインバーターが供給する電力。
- 系統電圧を選択:DCは12/24/48 V、ACは適宜120/230 V。
- 力率を設定:DCや抵抗性AC(ヒーター、白熱灯)は1.0。力率がわかっているモーターや家電は0.7〜0.95。
- DC式:アンペア = ワット ÷ ボルト。
- AC式:アンペア = ワット ÷ (ボルト × 力率)。結果は線電流(アンペア)。
変換の基本関係
DC: I = P ÷ V | AC: I = P ÷ (V × PF) | P = 電力(ワット)、V = 電圧(ボルト)、PF = 力率
電力はDCでは電圧×電流、ACでは力率を含めて電圧×電流に等しくなります。ワットをボルトで割ればDCアンペアが得られます。ACでは皮相電力はボルト×アンペアですが実効電力はボルト×アンペア×力率—よってアンペア = ワット ÷ (V × PF)。力率1は皮相電力がすべて実効電力(力率1)という意味です。
本ツールで使う式
- DC:アンペア = ワット ÷ ボルト。
- AC:アンペア = ワット ÷ (ボルト × 力率)。
- 力率は1のときデフォルトで1。
計算例:120 Vで1,500 W
空間ヒーターが120 V AC回路で力率1.0(抵抗負荷)のとき1,500 Wを消費する場合。
- アンペア = 1,500 W ÷ (120 V × 1.0) = 12.5 A。
- 15 Aや20 Aの分岐回路が一般的;現地規格と連続負荷規定を確認。
- 12 V DCなら同じ1,500 Wは1,500 ÷ 12 = 125 A—大電力DCで太いケーブルと大型インバーターが必要な理由。
- モーターで力率0.8の場合:アンペア = 1,500 ÷ (120 × 0.8) ≈ 15.6 A—同じ実効ワットでも電流は大きくなる。
実務のヒント
- 定格または実測ワットを使用—可変速やサイクリング負荷は特に推測しないこと。
- DCソーラー配線では、ワイヤーサイズ計算の前にアレイやインバーターのワットをアンペアに変換。
- 連続負荷(ヒーター、ポンプ)は一部の電気規格で125%の許容電流余裕が必要。
- 力率1はDCとほとんどの抵抗性ACで正しい;モーターが不明なら計画目安として0.8。
- 電圧が高いほど同じワットでアンペアは低く—オフグリッドが24 Vや48 Vに移行する理由の一つ。
よくある質問
ワットからアンペアへの式は?
DC:アンペア = ワット ÷ ボルト。力率を含むAC:アンペア = ワット ÷ (ボルト × 力率)。例:12 V DCで600 W = 50 A。120 V ACで力率1の1,200 W = 10 A。
力率はいつ使う?
負荷が純抵抗でないAC回路で力率を使います。モーター、コンプレッサー、蛍光灯安定器は実効電力より大きな皮相電流を取ります。DC回路と抵抗ヒーターは力率 = 1。負荷の力率がわからなければ1のままにしてください。
三相にも使える?
本ツールは単相計算(1つの電圧と1つの電流)です。三相は√3と線間電圧を使う別の式になります。三相計画は専用計算機を使うか電気技師に相談してください。
アンペアはなぜ線径選定に重要?
電線とヒューズはアンペア定格です。許容電流を超えると過熱します。ワットと電圧からアンペアに変換すれば、線径・電圧降下計算機でケーブルを選び、負荷電流に合うブレーカーを選べます。
ワットとアンペア—どちらでサイジング?
機器はしばしばワット(電力)表示、導体と過電流保護はアンペア(電流)定格です。系統電圧でワットをアンペアに変換し、機器仕様と電気設備の限界をつなぎます。
インバーターサイジングに使える?
はい、第一近似として:負荷ワットを合計し、バッテリーまたはDCバス電圧でDC側電流に、AC出力電圧でAC電流に変換。モーターの突入電流など、定常アンペアだけでは足りない余裕を加えてください。
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